今日は、なるほどーと思うことを父と話したのでそれを書いてみたい。
英国では、セカンドリースクールに行くようになると、第2言語を選び学ぶことができる。「フランス語、スペイン語」が人気だが、「ドイツ語」くらいまでなら、学校に先生がいて学ぶことができる。昔は、日本語も教科に入っている学校が多かったようだけど、人気度や重要度が中国語にとって代わられていて、GCSEという試験(単位が取れる)の科目の削除の危機は免れたが、たいていの学校では日本語の選択権はない。私としては、「フランス語や、スペイン語、ドイツ語」を選択したり、重要視するのも、「中国語」が大事だということもわかりつつ、科学技術分野関係に進む人は「日本語」を勉強したら有利になると思うのだけどな。。と思うので、それを父に話したら、
「まあそうなんだけど、、政治関係に進んだり、ビジネスに進む人は中国語を覚えておけば中国人の考え方がわかっていいんだよ」
「日本語というのは、相手の気持ちを考えて話す言葉なんだよ。そして聞き手は、相手が言ったことをよく聞いて、それを受け止めてまた相手の気持ちを考えて話す。相手が理解しているという前提で話せるんだな」
「だから、科学技術分野だといいんだ。日本語によく合っている。創造的だからだ。でも、政治になると、日本語で話すよりも、違う言語の方がいいのかもしれないな」といったので、
なるほどなと思った。
日本語は、「主語」を省いて話せるのだ。たとえば、
「昨日、ラーメンを食べたんだよ」とは日本語。
「I ate noodles yesterday」 とは英語。
「昨日、ラーメンを食べました」という人のほかに、日本語を習いたての人は、「私は昨日、ラーメンをたべました」というが、英語では、習いたての人も、長年英語を話す人も「I ate noodles yesterday」だ。
つまり、「わたしが、、わたしがーー」といちいち言わなくても、日本語ではなすときには、「あなたが自分のことを話しているのはわかっているから大丈夫」というお互い分かり合っているという前提があっての会話なのだ。そして、言葉や、表現もそのように作られてきたのだと思う。単刀直入にいうと、「えげつない、品のない人」と思われたりしてしまう。短歌や俳句、百人一首などが一般人に受け入れ、普通の人が普通に作ってしまうところも日本のすごさだと思う。
グローバル化のためといい、日本人が英語教育に力を入れるのは、そういう意味ではとてもいいことだと思う。なぜなら、言葉で外国人の思考も学ぶことができるからだ。ただ、日本人が英語を学ぶ利点というのは、ちゃんと日本語を勉強して、日本語の良さ、日本の文化をべんきょうしてこそ、生かされるのだと思うのだ。同じ理由で外国人や、海外に住んでいる日本人の子供たちに、日本語を勉強してもらいたいと思うのは、外国の文化、言葉を自然に身につけた彼らは、アプローチの仕方が正反対な日本語を知ることによって、本当の意味での国際的な人間になっていくのではないかと思うからだ。(日本人の考え方をよくわかってもらえるし)
いろいろな言語があるが、「他人のことを考えながら」「初めに他人ありき」で話す言葉はなかなかない、、ということに気が付いた、父との会話だった。
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コメント
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