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海外育児、9歳くらいの日本語教育ってどうすればいいの?

セミナー

海外育児、9歳くらいからの日本語教育ってどうすればいいの?

こんにちは。

今日は、第2回おひさまのオンラインセミナーでした!
途中アクシデントがあり、終了時刻を越えてしまいましたが、今回も熱いセミナーだったと思います!

参加者の皆様、動画参加者の皆様、先生方、本当にどうもありがとうございました!

さて、、終了間際の質問コーナーで「9歳くらいからの日本語教育はどうしたらいいかしら?」
というものがありました。

これって、、、、、まさに私が悩んだことなので。。。先生方のお話の後、いてもたってもいられず、ならず者のように少しお話させていただいたのですが、
長くなりそうだったので、ブログにそのことを書かせていただくとお約束いたしましたので、忘れないうちに書かせていただきますー。

うちの場合

うちには、4人子供がおります。長男が生まれたときに、義理の母が主人に「孫と話せなくならないように英語でも話してね」といったのがきっかけと(悪気は全然なかったのだとおもいますけど。)のんびり屋の長男が近所のこどもたちよりは話すのが遅かったとの理由で、家の中はいつのまにか英語一色になっていたんですわ。

長男が学校に行きだし、噺家のようにぺらぺら話が止まらなくなると、次男も英語一色に、、続いて長女も。。。といった感じで家の中は英語で話すことがふつうになってしまったのですねえ。

今から考えれば、遅くなかったのに、あの当時の私は日本語で話しかけても返事をしてくれない子供たちに、すっかり日本語で話しかけるのをあきらめてしまっていました。

それでも、長男が7歳くらいになると、家にひらがな表を張り、学校に行く前にお経のように読ませてから行かせていたので、子供たちは平仮名だけは何とか読めるようになっていたんです。

またまた、今から考えるとなんですけど、なんで7歳からいきなりはじめたか?・というと、私もそのころからコンピューターを使うようになって、世界中に住んでいる日本人の方の子育てブログなんかを読み始めたのがきっかけかもしれません。

そのころの私は、
「バイリンガルっていうけど、、ふつうはこんなもんだろう。(うちみたいに日本語話さなくなってしまう)」と考えていたので、
世界中に住んでいるお母さんたちの日本語教育にビックら仰天したんです。

「げげ。。わたしがおかしいんかい??」

たまたま、やっと家の状態も落ち着いてきたところだったということもありますね。(ヤドカリのように引っ越し三昧だったので)

まあ、そんなわけで、いろいろな人のブログを読み漁ったり、ヤフー知恵袋とかを見ていたら、

「夏休みに子供を毎年実家に送って日本語をキープした。」

というのを読んだんですよ。

「あああーこれだーーー」

と思いました。

うちは、冒頭でも書きましたが、子供が4人、私、となると、主人がいなくても5人。。毎年日本行きのチケットはかえませんし、
その時も、5年くらい帰っていませんでした。

でも、子供一人なら毎年日本に行かせることができるかも――??

と思い、長男の息子が9歳の春に、一人旅行で日本に1カ月半送り込んだんです。

1カ月半の日本から帰ってきて

息子は、、、どうにか、ひらがなが読める程度で、あとは名前がいえるかな??くらいの日本語能力でした。
日本では、学校の先生や近所のお友達、実家の父母や、親戚、いとこのおかげて、とても楽しいいい経験をしたようです。

私の地元の学校はとても理解のあるところだったので、私も息子もとてもラッキーだったと思います。

市役所に事前に何回も電話して確認を入れてあったので、息子が日本について私の弟と父と一緒に市役所に行ったときには、
「あああーあの電話の人ですか――イギリスの人ですねー」といい感じで進み、学校連絡もスムーズにいったようです。

そして、息子は初日から、毎日のようにお友達と出かけて遊んでいたということです。

私の父は、「うーーーん。わかっているのかな――?全然日本語話さないぞ。」

といっていましたが、

本人は、

「みんなの話していることはわかるようになってきたんだぜ。」といって自信満々でした。

みなさんもわかるかもしれませんが、語学って最初に耳で慣れていきますよね。
そういうときってわかるけど話せない難しい時期で、、周りの人は「わかっていないみたい。。」
と思っていても、本人はなんとなくわかっているものですよねー。
そして、

「みんなとちゃんと、コミュニケーション取れているから大丈夫!!」と。。

ただ。。。。問題が。。。。

あのう、、、最近は英語を習っている子が多いのか、、

「みーーーーんな、英語で会話してくれていたようなのです!!!」

本人は、日本語がわかってきた、、と思っていても、要所要所では、英語を話してくれていたのではないかと???????爆

まあ、そんなわけで、息子と私(私は心の中で)の珍道中は終わったのですが、

さすがに1カ月も日本にいたので、イギリスに着いて私と会った時には、

シザーズという言葉が浮かんでこなかったようで、「はさみ」「はさみ」といっていたんですよ。

もうわたしはですね。、、

万歳ってかんじだったんですよ。

でも、、次の日にこちらの学校に行き始めたら、、、、、、日本語は、、「見る影もなく。。。。。」忘れ去られていました。

3か月いることができたら、、、もうちょっと違っていたと思うんですね。ちょうど覚えたての時に帰ってきてしまったので、
そこは悔しい所です。

私が息子を日本に行く前にしておけばよかったと思っていること。

では、、わたしがした方がよかったーーと思っていることを書いてみます。

動詞をもう少し教えておけばよかった。

そうなんですよ。うちの息子は本当に何も知らない、真っ白のまんまでいったので、

「いく、くる、たべる、のむ、よむ、みる、およぐ、きく、すわる、たつ」などの、簡単な動詞だけでも教えておけばよかったと思います。

もっと小さかったら別ですが、9歳だったので
息子は1か月半かけてそういったベーシックな単語を自然に覚えたのですが、私がこちらで英語で教えておけば、
一日で覚えたと思うのです。

そうしたら、9歳なりに、そこから発展させて会話まで進めたと思うのです。

簡単な形容詞も教えておけばよかった。

これも、動詞と同じ理由です。

「おいしい、はやい、おおきい、ちいさい、まずい、たかい、ひくい、さむい、あつい」くらいは教えておけばよかったーー。

簡単な単語や指示語も教えておけばよかった!

これも同じく全く同じ理由です。
「つくえ、えんぴつ、けしごむ、きょうかしょ、ごはん、ともだち、せんせい、いえ、いす、へや、でんわ」や、
「これ、それ、あれ、ここ」くらい教えておけば。。。爆

簡単な英語と日本語の昔話や、日本のことがかいてある(歴史でも文化でもいい)英語の本を持たせればよかった。

息子は相当英語が恋しくなったようで、うちの弟が昔かったスヌーピーの英語の本を読破したらしいです。
でも、英語だったらなんでもよかったと思うので、こんなときほど英語で読める日本の本を持たせたらよかったな――と。。爆

(そういえば、私もイギリスに来た頃日本語の本はどんな本でも読みましたもの。。)

まとめ

さて、、
今、上に「しておいた方がよかったこと。。」を書いていて、自分でもよくもまーー行かせたなー―と思います。
というか、、こんな簡単なことも教えていなかったのか。。と。。

ああ、すまん、息子。。

よく頑張ったと思いますわ。(涙)

まあ、それでですね、最初の質問に戻るんですが、9歳くらいだったら、「おひさま」を使いながら一日10分くらい簡単な単語を覚えたり、
日本についてお話するのがいいかなーーって思います。

大事なのは、、語彙を増やすこと

なんだかんだいっても、文法よりも単語を知らないと文法だって使えませんしね。
単語さえわかれば、なにいっているかわかるし、日本語の文法って初歩だったらとても簡単ですものねーーーーーー!!

今、10歳の娘とおひさまをやっていますが、(本当にすこしづつ)10歳くらいなら余裕で使えると思います。(おひさまのテキストには4歳からと書いてありますが)。あああ、本当に、、息子が日本から帰ってきたときに、こんな本があったらよかったのにな――と思います。

写真や絵がたくさん載っていて全編カラーというところが子供たちには飽きないとおもうんですよねーー。

私は外国人の子供向け用の日本語のテキストも持っています。そして中身はとてもよく、子供用にとてもよく作られているのですが、
白黒で(当たり前かもしれませんが)また、語彙なども日本の学校に行っている子供用に作られているので、うちの子供たちはあまり乗ってきませんでした。
まあ、私の教え方もあったんでしょうが。。(可能性大)

でも、その点おひさまは、一章、一章が短く、字もおおきいので親も子供も達成感があるんですよ。

あとわたしは、、これ

名付けて

「ポストイット作戦」

最近、FBのコミュニテイーでですかね、紙に書いて単語を貼るのがいいとどこかに書いてあったし、>EQ絵本講師の浅野葉子さんも同じようなことを言っていました。「目に見えるところに覚えてもらいたいことを張っておく」と。
紙だといちいち切って、貼らなければいけないけど、ポストイットならラクチンだし、かわいいのがあるでしょ。
もう、「はっ」とおもったところに張っておくと、子供たちは勝手に読んでくれます。爆
成果はまだわからずですが。。(始めたばかりなので)

ということで、、

前にも先生がセミナーで行っていましたが、

「語学を学ぶのに年齢は関係ない」

なんていったって、9年前に

「ああ、もううちの子供たちは、日本語無理かも――。遅いんだわ。。バカバカ典子!!」

と自分を責めていたのに、

今日は、自信満々に

「9歳じゃあぜーんぜんだいじょうぶ!!」

なんて言っているんだから!!(爆)

最初に息子がまだたった2歳の時に、「もうだめだ」と思い、「9歳の時にはもう遅い」と思っていた私。。

今やらないでどうするの――ですよね!!

ということで、

「よっしゃ――やるで」

と思った時に、気長にゆっくりとやる。

そして、あきらめないでちょっとでいいので続けること。

が、大切なことじゃないかなーーと思いました。

最後に。。

冒頭の写真の階段。。。 
あの階段、結構長いんですが、今日は初めて一気に駆け上がることができました。
最近、たまにですが健康のためにランニングしているのですが、このコースを自分で決めて

「休まないで駆け上る」ことを目標にしていたんです。

今まで、途中で休まないと登れなかったんですよ――。。。汗

継続は力なり

を自分自身で体感したところです。

 

長い長い文章を最後まで読んでいただきまして、どうもありがとうございました。

今度のセミナーは、7月7日土曜日になります。

第3回おひさまセミナー、テーマ 森は見たから木を見よう!一回の授業の組み立て方
日時 2018年7月7日、土曜日: 午後8時(日本時間)/ 午後12時から(ヨーロッパ時間)
内容 授業案の作り方、生徒や状況にあった授業展開をする技術、あなただけの知識を授業に変える方法、子供の心と行動を動かす言葉など

動画だけの受講も受け付けております。(第1回、2回の動画を見たい方も受け付けています。)

経験のある先生方に質問する時間もありますので、興味がありましたら是非ご参加くださいね。

  7月7日のセミナーのお問合せ、お申込み

最後になりましたが、今日のセミナーに参加してくださった皆様、動画だけの受講の皆様、素晴らしい講義をしてくださった先生方、いつも応援してくださる皆様に心より感謝を申し上げます。

コメント

  1. 杏子 より:

    昨夜のセミナーではお世話になりました。
    体調不良で皆さんと一緒にチャットできなかったのが残念です。
    私は晩婚でして。。。。子供が一人で日本へおじいちゃんおばあちゃんの家へ行ける日が
    来るのか。。。。ですが その日まで 日本語能力と同じよう
    サバイバル力を身に着けられるよう 援助していきたいと思います。
    それにしても 先生のお子さんはすごいですね!!!!
    一人で日本をサバイバル!たくましい!!!!

    • superokan より:

      杏子さん、昨日はどうもありがとうございました!体調が悪いのにもかかわらず、ご参加くださいまして、どうもありがとうございました。
      私も晩婚だったので、一人旅は長男のみになってしまったのですよ!
      色々と大変なことがあると思いますが、ゆっくり頑張っていきましょうね!!

  2. より:

    ありがたい先輩の経験談です。
    まさにうちの子(&私)が今その状態です。
    ポストイット作戦早速試してみます!
    「他の子(親)と比べない、少しづつ自分たちができることをする」ですね。

    • superokan より:

      反面教師にしていただけたら、、と思いました。爆
      ポストイット作戦は簡単なのでいいと思います。
      ゆっくりやっていきましょう!継続は力なりですねえ。

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